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2018/05/11 12:43

こんにちは。


THE!!CraftsMan's!! 代表の西澤です。

昨日は【皮革】のお話をしましたね。本ヌメ革に手を加えて【本ヌメスペシャル】と命名しましたよーってお話です。
本日はどんな話をしようかな~って思ってたんですが、工業製品と仕立てが違う部分をお話していこうと思います。

違うところってたくさんあるのですが、【一番】目につく所があるんです。それが【革の裁断面(以下 コバ面】です。

下記のお写真はコバ面をよくご覧ください。

2枚の革をあわせて【磨き】を行ったコバです。
一般量販店さんに陳列してあります商品はこのコバ面が革で覆われた仕立てとなっているのはご存じでしたか?
また、一流ブランドメーカーさんも革で覆われた仕立てが多いです。この仕立てを【ヘリ返し】というのですが、ヘリ返しの詳しい話は今回は端折ります。

●革の際断面も磨く
●革の際断面を革で覆う

この違いは【ヨーロッパ歴史】【アメリカの歴史】で変わるんです。
イメージしてください。ヨーロッパの人とアメリカの人を。

という風に、文化が変わり皮革への向き合い方や使用用途で仕立て方法が変わってくる性質があります。
で、当工房では【磨き】を施して仕上げることで商品展開をしております。

一言でいうなら【アメリカンレザークラフト】

ちょっと厚みがあり、革の繊維層が垣間見れ変化する革を使う商品ということです。
ヌメ革は薄くし過ぎると破けたりさけたりします。繊維質があるからコシとしなやかさがあるんですね。

ちょっと乱暴に扱っても壊れにくい

っていうのも利点です。

そして仮に10年使用できたとする。10年経過した物はビンテージと呼ばれます。自分が使っているものがビンテージ品になるってなんかうれしくないですか?
そのためには、手入れをしたり壊れた金具は交換したりして付き合っていかなきゃいけないんですが、それも楽しみの一つかなってかんじます。

さて、話戻します。

●このコバを磨く。

革の際断面は直角です。

次にエッジを落とします。

水をつけて磨きます。

そうすると、磨きの第一工程は終わりです。


最初の革と比較するとこちらです。

磨くことで強度が増し、艶やかな質感に変化する。それがフルベジタブルタンニンレザーの特徴です。

このあと数工程を費やしてコバの仕立てが終了します。

こうして当工房の商品は完成いたしますよ~

ってお話でした。

それでは~。




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